花咲ける青少年
作:樹なつみ

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お母さんもぜひお子様にすすめてあげてください
花咲ける青少年

『LaLa』にて1989年~1994年にかけて連載。
一代のうちに世界的大財閥を築き上げた実業家ハリー・バーンズワース。
ハリーの一人娘にしてカリブの離島で育った花鹿は14歳になったある日、ハリーから「夫捜しゲーム」なるものを持ちかけられる。
「でも…そんなの、もし会っても選ばれた男とわからないじゃないか。」(花鹿)
「わかる。この・・私が12年間かけて探し選び抜いた男たちだ。人を魅了せずにはいられぬ宝石の輝きでもって己の存在を指し示すだろう。」(ハリー)
くぅ~しびれるー!
マジで輝いてましたね。
1)退廃的美青年(貴族)✨
2)ガチ王子✨
3)対立企業の御曹司(弱点付き)✨
そして後見人には中華系財閥総帥の黒髪美青年✨

おそらく人類の頂点に位置するであろうキラキラ男子4人との絆を深める中で、花鹿の出生の秘密も明らかとなり…
といったかんじのお話。

時折挿入される庶民的エピソードに『花より男子』的面白さも感じつつ、あくまで話の主軸はバーンズワース財閥との関りが深い某国の政変をめぐるポリティカルサスペンスとなっています。
これほど大掛かりな仕掛けを施した舞台で伏線をすべて回収し、きちんと面白いストーリーとしてまとめ上げている手腕は見事!
韓国とかでキラキラドラマにしてくれないだろうか。
もしくは17歳のナタリーポートマン主演でハリウッド映画化して欲しいです。
未読でしたらぜひ!