かってに【PR】
お母さんもぜひお子様にすすめてあげてください
四畳半的モラトリアム青年を描かせたらおそらく当代一であろう森見登美彦の事である。
今作でも順調に若さをこじらせて迷走する訳だがその手法が凄い!
ただひたすら彼のしたためる書簡を神の目で以て眺めているだけで、彼を取り巻く状況がソナーのように浮かび上がってくるのだ。
天才か?!
まるで前衛的な一人芝居でも見ているようだ。
森見登美彦の作品が苦手ではなく、かつ今作をたまたまスルーしている人に強くお薦めします。
中島梨絵による装画も超絶かわいいしな。