『巨根橋』
名前の由来が本当に巨根だった!? 鳥取県日南湖畔の珍スポット
重箱の隅をつついて調べる研究所
鳥取県西部、野川流域に日南湖という人造湖があります。
そこに架かる巨根橋というのが、その思わせぶりな名前からか地味に人気だったのですが…
浅学にてその由来については知りませんでした。
そう、ついこないだまではね!
なんと令和7年、地元の方に聞き取りを敢行し、真相までたどり着いてしまったアカウントが出現。
今回は日南大宮FAN CLUB様の調査に乗っかる形の、いわゆるコタツ記事です。
このままでは良心が痛みますので、みんな日南大宮FAN CLUBを応援しようぜ!
いるんですねぇ…
所長より変な人って。
1.ニュースメディアに取り上げていただいたときの話
まずネット情報の有無に関わらず私は竣工当時から気にはなっていましたし、私以外の地元民、また地元以外の国道利用者にもモヤモヤした謎スポ感をまき散らしていたことでしょう。
時は流れて大SNS時代。
つねにネタ切れ状態、自転車操業でやりくりしているぽんきちくんのアカウントが困りに困って巨根橋を取り上げたのが2023年7月のことでした。
とんでもなく伸びたツイートというわけでもなかったのですが、何故かJタウンネットさんのツボに入ったようで取材をしてくださることになりました。
当時の記事がこちら。
そのなかで、橋を管理する鳥取県西部総合事務所日野振興センター日野県土整備局維持管理課まで問い合わせてくださった結果、
「橋の近くに男性の"アレ"に見えるという岩があり、そこから名前が付けられたのではないかと考えられています」
「なんでよりによって男性のアレに見える岩から名前を取ってしまったのか、今となっては理由がわからない」
というところまで判明していました。
なんというか…西部総合事務所の人ごめんなさい。
その後livedoorニュースに転載されたり、livedoorのTwitter(X)アカウントさんが殆どパクツイのような内容で投稿をして、しかもそれがそこそこ伸びていたりしたものだから内心腹立たしかったりなどして現在に至ります。
2.真相判明
つい先日、令和7年7月のこと。
一般社団法人 山里Loadにちなん様主催の「日南湖フェスタ2025」というやつに行ってきたんですね。
これでも水力アカウント(のつもり)ですので堤体内見学やら湖面見学にホクホクで参加してきました。
そのあたりの記事がこちら。
で、シャトルバスで現地へ向かうその道すがら、運転手のおっちゃんから思いもよらない一言が発せられたのです。
「この橋は巨根橋っていうんだけど名前の由来となった岩が上の方にあってねぇ…」
千載一遇とはまさにこのこと。
ここぞとばかりに喰いついてみたところ、現地でこの話に詳しいという別のおっちゃんを紹介してくださいました。
その方というのが国土交通省中国地方整備局日野川河川事務所菅沢ダム管理支所の所長さんで、どうやらとあるYoutubeのチャンネルに取材を受けたことがあるのだそうです。
とても楽しそうにその動画を見せてくださったり、件の岩がどれなのか、どういう形をしているのか、橋の名前がなぜ巨根橋になったのかなど、こと細かに教えてくださいました。
帰宅してからじっくり腰を据えて動画を拝見した結果、おおむね全体が見えましたので最後にまとめます。
3.橋の名前の一般的な決定プロセス
ところで橋の名前を決めるとき、一般的には架橋場所の地名や近くの有名な地名、地域のシンボルとなるような名前が選ばれます。
多くの場合地元の市町村と協議して決定され、住民からの公募で決める場合もあります。
参考:橋の名前について-Q&A(中国地方整備局)
- 地元の市町村と協議
- 地名や地域のシンボルを参考にすることが多い
- 住民からの公募が行われることもある
このほかにもありますが、今回のケースに近そうなのはこんなところでしょうか。
4.巨根橋とちん〇岩についてまとめ
上述、ダム管理所所長さんが見せて下さった動画というのが『日南大宮FAN CLUB』様というサブカル臭漂うナイスなチャンネルです。
こんなん大好物に決まっとるがなww
で、取材の内容はというと…
- 語り部は登録有形文化財 古民家「かつみや」のご老人
- 山の斜面に立っている岩は昔から「ち〇ぼ岩」と呼ばれていた
- だけどその下にある橋はなんでか巨根橋という具合になっている
- 意味はおんなじじゃないか(ヒートアップ)
- 〇んぼ橋でなぜいけないのか!(怒)
いやダメだろう。
一瞬そう思いましたが、もしもこの橋が「ちん〇橋」になっていたとしたら…
…
…(沈思黙考5秒間)
今頃さぞや面白いことになっていただろうなぁ。
惜しい!
かろうじて 亀t…先端のみ見えていますが、見えている部分だけでもかなり生々しい形であることがわかります。
いやぁ自然の力って凄いなぁ!
今後期待される展開としては…
- 樹木を程よく伐採してちん〇岩がよく見えるようにする(ご老人)
- 注連縄などが巻かれると最高(ダム管理支所長)
このようなお話も出ていました。
ここまで来れば珍百景登録なんかは射程内でしょう。
そしてちん〇饅頭、子宝祈願のお守り、ペナント、キーホルダーをはじめとした各種オモシログッズが発売され、日本中…いやさ世界中から続々と観光客が(妄想)
クックック…見えたぞ、地域再生の未来が!
最後になりましたが、このイカレた調査に踏み切った勇者、日南大宮FAN CLUB様の動画を埋め込んでおきますのでまぁ見てごしない。
そして応援しようではありませんか。
それにしてもぽんきちくん、謎が解けてよかったねぇ。
バカばっか。
5.日南大宮FAN CLUB様の動画はこちら
