鳥取県西部の道祖神・サイノカミ
米子市日野川以東
米子市日野川以東
しものご。
今回の調査地である下郷神社は実に何ということの無い荒神社なのですが、なんと2つのナンバーワンがあるのです!
クックック…、驚くぜ?
依り代について1.
それぞれ境内の西端、藤の根元にあります
頭上注意!
⇧毎回ぶつかる
前面を整えたゴツゴツの母石に注連縄付きつぼ型の彫込み、その中に双体神立像が浮彫り線刻されています。
向かって右の男神は鼻高の猿田彦命で、佩刀したうえに槍を所持。
逞しい胸をはだけた…ウホッ、いい図案です。
左は天鈿女命となる訳ですが、ケープを身に着けた旅装になんと長刀を所持しています。
男神が佩刀のうえ槍持ちというのは多いのですが、それに加えて祭具を所持することの多い女神が物理火力であるという、実は米子市内で最も武装度が高いサイノカミです。
これが一つめのナンバーワン。
彫込みの左右には、
下郷村中
明治三十二年九月吉日
の文字、裏面には施主についての彫りがあるようですが未確認。
類型:猿田彦タイプ
依り代について2.
そして双体道祖神の隣に、非っ常~に味わい深い依代がありますので見落とさないよう注意。
きちんと説明するなら、神殿を線刻した自然石となる訳ですが…
まぁ見たとおりです。
え、感想?
こんなもん好きに決まってるでしょう。
これが二つ目のナンバーワン、米子市内で最もユルいサイノカミです。