小波上のサイノカミ
米子市淀江町
小波上のサイノカミは三輪神社の手水舎後ろにあります。
立石が1基と石造物が3基並んでおり、それらすべてがサイノカミの依り代とされています。
それぞれ一度見たら忘れられないほど特徴的で、見ごたえがありますよ~。
波たたき石
双体道祖神.烏帽子
不定形やや小型の石に神殿型の彫込み、中に双体神立像が半丸彫りされています。
向かって右の男神は尺を持ち頭に三角、いわゆる烏帽子タイプですね。
左の女神はよく見えません。
類型:烏帽子タイプ
双体道祖神.席次
女陰石
ものすご~く船の形をしています。
これが船上(ふなのえ)さんであるとか、舟形手水鉢と言われるならまだ納得の出来ようところなのですが、女陰石だというのがどうしても分からない。
ほんとエビデンスを示して欲しいものである。
いずれにせよ陰陽石、すなわちサイノカミです。
三輪神社
祭神・大物主命・速須佐之男命・少名毘古那命。
由緒、「当神社創立は崇神天皇の御字大和国大神神社の御分霊を勧請せるものなりという。」
サイノカミ
三輪神社の上り口の海側に四基祭られている。
男女の神像位置が逆になっている珍しいものが一基ある。
なお、サイノカミさんに詣った人は、藁馬に背負わせた藁づとの中からすこしずつ「だんご」を取り出し、波たたき石の穴に詰めて願いごとをした。