鳥取県西部の道祖神・サイノカミ
米子市淀江町
米子市淀江町
依り代(右)
不定形の自然石を立て、方形の宝珠または寺院窓の形に彫込み。
中に双体神立像が浮彫りされています。
向かって右の男神は笏を、左の女神は扇を所持しています。
また男女神とも頭に鉢を巻いています。
頭が長いのでそこばかり見ていましたが、落ち着いて見てみると猫背タイプかもしれませんね、保留。
彫込みの外には文字が彫ってあります。
出典によると、
天保六年 願主邑中 世話人若連中
とあるそうですが、未〇月と読めますので少し違うかもしれません。
また確認しに行ってみます、こちらも保留。
依り代(左)
さいの神
「天保六年、願主邑中、世話人若連中」世話人として三人の名が刻まれている。
このほかに一基それらしい石が並べられているが、この石には表面を削ったのみで線刻は認め難い。
「天保六年、願主邑中、世話人若連中」世話人として三人の名が刻まれている。
このほかに一基それらしい石が並べられているが、この石には表面を削ったのみで線刻は認め難い。
淀江町誌(1985)より
上の堂
ちなみにこれらの石造物群の横に立っているお堂は上の堂と言いまして、その昔下の堂、庚申堂など3箇所にあった中間のお堂をギュギュっと合祀したものです。
それぞれのお堂に納められていた薬師、阿弥陀、地蔵などが集められているのですが、なんといっても庚申額と木造青面金剛が見たい!
7月8日に開帳されるそうです。