足尾山のサイノカミ
米子市日野川以西
森氏によると草鞋、草履を供える風習があったとのこと。
配祀されている稲背脛命(イナセハギノミコト)および久延毘古命(クエビコノミコト)が足に関わりのある神である事からか、もしくは所在地が足尾山である事からか、足の病気に対して霊験があるとされています。
なんか神社全体がほんのりとサイノカミ的扱いをされているようですね。
足尾さんとも呼ばれています。
ただ私見を申し上げますと、【久延毘古=足尾】説はちょっと苦しいんじゃないでしょうか。
あの人の異能はあくまで頭脳にあるのであって、そもそも足ありませんし。
後で述べますが、稲背脛命の表記が見られるのが新修鳥取県神社誌(2012)から。
元々
足尾山 ⇨ 足尾さん ⇨ 足の病気平癒
という連想のあったところに、これまでお祀りしてきたご祭神ではカバー出来ない足の病気平癒という具体的なご神徳が欲しくて、昭和から平成にかけてのどこかで稲背脛命を勧請してきたのではないでしょうか。
足尾大明神を勧請してくれば話が早かっ(モガモガ💦)
少し黙ってなさい。
そしてとうとう解ったぞ。
; ◉`ᾥ◉´)…ゴクリ
サイノカミ ⇨ 稲背脛命 ⇨ 足の神 ⇨ ヘルメス ⇨ セフィロティックツリー
だ!
マルクートから入りケテルに至るカバラの奥義がここ米子市にも脈々(ゴンッ!)
うっ、ドサッ…
ポイッ⌒🔨
確かに縁結びや子供の健康、的なご神徳の気配は見えませんよね。
草鞋を供える行事って言うと、因幡とか他の地方での事例を聞くことが多いですので、鳥取県西部のサイノカミと足尾さん関係はちょっと分けて考えた方がいいかも。
稲背脛命が配祀されているという記述は因伯のみやしろ/新修鳥取県神社誌(2012)からで昭和10年版(1935)にはありません。
が、いちおう以下引用しておきます。

米子市大字美吉字向山鎮座
素盞鳴尊󠄁、道眞、久延毘古命
創立年月不詳、往古より妙剱大明神と稱へ崇敬せしを、明治元年神社改正の際目組神社と改稱せらる、合祭 天滿宮は攝社なりしを此の時合祀せらる 昭和六年四月四日神饌幣帛料供進神社に指定せらる。

十月十六日
本殿、拜殿、透塀、中門
二百八十七坪
五十八戶