鳥取県西部の道祖神・サイノカミ
米子市日野川以西
米子市日野川以西
実は加茂川の源流だったりする新山地区。
この辺りに多く点在するため池群のうち北端、砥石池のほとりにある双体道祖神がサイノカミです。
因みに池の畔を巡ってバイパスの下を通り、犬田神社を経由して陰田に出る道が古道の痕跡なのだそうですが、今は封鎖されています。
依り代について
並んでいる二基のうち、右の自然石については何なのかわかりません。
…が、往々にして地主さんだったりしますので、一緒に手をあわせておきましょう。
そして左の道祖神について。
ザラザラした台形気味の自然石に宝珠型の彫込み、中に双体神座像が浮彫りされています。
彫込みの外右側には願主氏子中の文字。
宝珠の中、向かって右に男神、左に女神が配されており所持物に関するディテールは失われているのですが…
実はこの依代、
類型であると思われる図案があり、この事から男神が笏、女神が由布を所持していると推測することができます。
類型:おだんごタイプ