鳥取県西部の道祖神・サイノカミ
米子市日野川以東
米子市日野川以東
ここは石田の木野山さん。
お目当ての双体道祖神に加えて、うれしい事に唐王さんも配祀されています。
依り代について.
大型で横長の自然石に、ゆるーい社殿を線刻と彫込みで、その中に双体神立像が浮彫りしてあります。
向かって右の男神は笏を、左の女神は扇を所持。
神殿の左右には、
安政六未
三月吉日 願主村中
と。
類型:猫背タイプ
唐王御前
せっかくここまで来たからには、唐王さんも是非拝んで行きましょう。
唐王御前とは、日本神話に登場する須勢理毘売命の事。
後に夫となる大穴牟遅神(大国主)を毒ヘビ🐍やら毒虫🐛やらの難から救ったというエピソードから、それらを退ける霊験があるとされています。
地元密着神でありながら、至る所でお祀りされているという訳でもありませんので、見つけると何やら無性に嬉しい気持ちになります。
遭遇頻度としては、庚申塔よりは多く道祖神より少ない…ぐらいの感覚でしょうか。
ああ、そう言えば淀江十一区浜公民館の双体道祖神も唐王さんの隣にありました。